「やる気」の有無(ありなし)
三畳のささやかな書斎を整理していたところ、
匿名係長只野仁ではなく匿名作家の唯野仁教授のおはなしです。
10年以上まえ…。大学生のころか買ったまま、ただただ放置されていたこの本、
土日で一気に読みきってしまいました。下品で悪趣味。それでも、わたしには高尚で
とっても面白かったです。
「狂気の歴史」を万引きしたなどというミュージシャンの話に心躍らせた学生さん…。
あたりにおすすめかと。(90年代の学生で渋谷系が好きだった人あたりはおすすめかも(?))
さてさて、内容は「大学内の人間関係」をブラックジョークたっぷりで描いた物語と
受験所「実況中継シリーズ」よろしく口語調の文芸批評の入門講座の合わせ技といったところ。
学生時には物語の冒頭と終わりだけ読んだらしく、途中でオチを思い出しました。
学生当時はちょこまか読んで放りだしたのに、なんで今は楽しくよめたのか…?
やるきのありなし、かしらん…。
うーむ。
そんでもって、「文学部唯野教授のサブテキスト」という本も買っていたのを思い出し、引っ張り出したらもう劣化しまくりで茶色に…(´Д`)くしゃみでそう…。
しっかりとほこりををはらって読もう…。