北の果てであいましょう

2003年 、30歳のある夜に脳出血(右脳被殻出血)を発症。後遺症で左半身不随(片麻痺)の重度障害者となってもそれなりに続く「フツーな日々」をしれっと綴っていきます。

ガトーキングダムサッポロと片麻痺

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親類が来札することになり、ガトーキングダムサッポロに。

仕事の関係で来たことはあるのですが、泊まるのは初めてです。

旧テルメインターナショナル。バブルの雰囲気を残すホテルで、スパが目玉。

子供らがプールで遊ぶに際し、残念ながら私は「でくのぼう」ですので、

そちらは妻や親族らにお任せし温泉へ。

温泉フロアはパルテノン神殿朝の柱などバブル調の雰囲気。

経験則的に覚悟して大浴場に行くと…。

うーん。やはりバブル時代。広い!だたっぴろい…!ローマっぽい!

バリアフルとまでは申しませんが、フリーではありません。

勝手ながらざっくり評価させていただきますと、

×浴用椅子(いわゆるシャワーチェア)なし ※たまたまなかった可能性も?

×とにかく段差が多い

△浴場に手すりのない階段

○ゴムっぽいエンボスで滑りにくい床

 

…伝わりにくいのですが、手をつくところさえあれば、ほどほどの階段や段差は

装具なしでも大丈夫なのです。しかし、こうだたっぴろいと、どこにも手をつけないのです…。

 

お風呂で片麻痺障碍者が安全に、アクティブに動くには

「ルート想定」がすべてだと思っていますが、

この大浴場でルートはひとつしか見当たりませんでした。

あらゆるテクニックをもってなんとかつかってまいりましたが、

かえって肩がこる週末となってしまいました。

 

ちょっと愚痴りましたが、これはハードの問題です。

ソフトとでも申しますか、駐車場やフロント、お風呂のスタッフの方の応対は

特に悪印象ございません。

 

もし私のような障害をお持ちの方は、連れの方がプールや温泉を楽しむ間、

居室のお風呂で静かにのんびりするとよろしいのかもしれません。

こちらもさすがバブル。大ぶりですので…。