週末強行軍 ~アンコールワット編6~最もバリアフルな階段
06年11月18日(土)
前日、チェックイン後ホテルのレストランでご飯をたべてビールを飲んで
すぐ寝たわたくし。(クーラーかけっぱなし)
カーテンを開けると、外は8時とは思えない日差し。
おいおい・・・。おととい、札幌は雪だったのに・・・。(´Д`)
朝食バイキングをがつりとうすませると、さあ出発です。
国内王手旅行会社のツアーですと一人旅は高くなるのと、
いわゆる「ご一行様」に歩行速度等で気を使いたくなかったので、
「地球の歩き方」に広告のあった(我ながら安易。)ハッピースマイルツアー に
申し込みました。
王手会社のツアーよりは割高ではありますが、一人一人に車・ガイドがつくので、
障害者の方でカンボジアに旅行しようという方には、おすすめだと思います。
以下の旅行記ですが、ガイドさんにたくさん聞いた歴史文化に関する記載は省きます。
みなさん、ガイドブックだけでも見てみてください・・・。
* * *
くらくらしそうな日差しの中、ホテルの外にハイエースが。
「チョムリアップ・スオ」(こんにちは・おはようほか挨拶用)
とかいいつつ乗り込んで超バリアフルな市内を抜けアンコール・トム へ。
城郭の南大門。観光客・物売り・ほかでごったがえしていますが、バリア的にはただの道です。
続いてバイヨン 遺跡へ。正直、ここは遺跡の中でも特に印象に残っています。
早速ぼこぼこのバリアフル・ワールド。
さすがに初日。私のガイドさん「ダイジョウブ?」を連発していました。でもすごいわ・・・。
ぐりぐり回廊をすすむと・・・・・。
写真だと角度がわかりませんが、はしごの様な階段が(´Д`)!!
うーん。のぼりました。
汗だらだら。でも上りきると上の階には良い風が吹いていました。
他のガイドの女性が
「上れてよかったね、天国ですよ」と
流暢な日本語で声をかけてくれました。
微笑む石像。この旅行、もうコレで相当満足しました。(今年の年賀状の写真はココです。)
さあさくさく次、とはいきません。
カンボジアでは暑すぎる昼の2時間はみんな昼休みです。
レストランで昼食&ビール。
ホテルで涼み、午後はアンコールワット です。うつくしかです。
石畳のデコボコさ。人混み。物売りの子供たち。これらバリアフル3点セットはとりあえずおいておいて、
(なぜなら全部そうだからです。)
第3回廊までグリグリすすみました。
しかし、「神々の世界」といわれる最上階に至る最後の階段は
絶壁でした。
ここまできてあきらめたくなかったのですが、のぼるのは
・・・・・無謀っ・・・・。
私のガイドさんも「ムリ・ノボレナイ」を連発。
無念をのこして、この日は終了。
※片麻痺障害者の移動能力は単純に「身体的機能」のみでは決まらず、
動線や体の処し方の判断でかなり差がでます。
この場合、階段に背を持たれかけるように上れば可能かと思いましたが、
言葉が通じないということ。
医療体制の劣悪さ。
あまりの人の多さ。
この3点を鑑みてやめました。
いや・・・・ビビッたかな?
とにもかくにも、美しい。そして歩きにくい・・。